今日は、台風3号が接近中です。梅雨の台風で各地で豪雨になっていますね。
ここ宝塚は、まだ雨が降っていません。幸いなことにあまり台風の影響が少ない地域のようですが、気を付けて他の地区も含めてどちらも被害が少ないことをお祈りしております。
さて、梅雨明けまでもう少しかかりそうですが、この時期、ジメジメしてなんだか体が重い感じがしますね。中医学では、この時期の体調不良を『湿邪』と結びつけています。湿邪の特徴は重くて粘り気があり、停滞しやすいこと。体のだるさや鈍い痛み、むくみや胃腸の不調といった症状がでます。皮膚のトラブルも増えます。まずは、湿気を体にためないこと。水分の取りすぎや食べ過ぎの注意しましょう。紫蘇や生姜や香りの強い食べ物や春雨、もやし、冬瓜、そして利尿作用のあるお茶やコーヒーを適度にとることをお勧めします。
それから、これからの猛暑に備え、まずは、胃腸を整えることがお勧めです。胃腸は食べ物だけでなく、水分の消化吸収にも関係していて、湿気の多い梅雨から冷たいものを取りすぎる夏にかけて機能が低下しやすく、胃もたれや食欲不振・下痢・便秘などのほか、栄養やエネルギーを全身に運べないことから身体の倦怠感や疲労感も出やすくなり、夏バテの原因になっていきます。漢方薬では、胃腸の機能そのものを良くでき、水分代謝もよくして余分な水分を除くことができます。