今日は少し寒さが戻りました。「寒のもどり」「花冷え」などと言いますが、今年は桜の開花も早くなっていますね。

宝塚大劇場の前の「花のみち」でも桜が咲き始めています。きっと週末くらいから見ごろを迎えるでしょう。コロナで大変な状況ですが、たまには気分転換にお散歩がてら出かけてみるのもいいのではないでしょうか?

また5月に移転オープンする新しい宝塚ホテルもほとんど出来上がってきました。今までのホテルの雰囲気がありますが、今までの宝塚ホテルに当店は近く、漢方セミナーやランチセミナーを開催して、お客様に参加いただき楽しいひと時を過ごした思い出もあったり、なにかと利用していたので、やはりなくなるのは寂しい気がします。でも新しいホテルも楽しみですね。大劇場に並んで武庫川沿いに建つ素敵なホテルです。

 

さて、春は「肝」が頑張る季節って漢方では言われています。

春の陽気に合わせて、私たちの体もエネルギーを巡らせ活発に活動を開始しますが、その時、「肝」の働きで陽気を巡らせようとします。西洋医学的にも肝臓にはたくさんの血液が貯蔵されて様々な代謝や解毒に関係しているといわれていますが、漢方的にも「肝血」が大切です。特にジーと寒さに耐える冬から活発に動き始める春は、季節の変わり目でも調子を崩しやすい時です。

花粉症やアレルギーばかりでなく、寒暖差で風邪気味になったり、自律神経のバランスが崩れやすく、めまいや血圧が不安定・高い、不眠や気分が落ち込みやすいなどのうつ症状や下痢、胃痛などの胃腸症状などいろいろ出てきます。

春の養生ポイント

  春は早起きをして、ゆったりとした気分で散歩や体操などで体を動かしましょう。

  気血を補い、免疫力をアップさせる。

  血液を補い(補血)気の巡りをよくして「肝」を健やかに保つ。