12月、師走となりましたが、今日は異常な温かさでした。でもこの後、急に気温が下がるそうです。気温差が5度以上あると、自律神経が狂いやすくなります。寒暖差が激しい冬になりそうですが、少々の変化に強くなる体つくりをしましょう。
冬の寒さは、私たちの身体を引き締めて、体のエネルギーを外に漏れないようにする作用があり、自然の中で生きる私たちの生命活動に必要な物でもあります。冬は「閉蔵」といい、エネルギーを温存しておく時期ですが、今日のような思わぬ暖かさに発散され消耗することも。おまけに多忙な年末年始、体力を消耗してしまうと体調不良が春まで持ち越すことになりかねません。冬は、主に「腎」を高める季節。中医学でいう「腎」とは、腎臓や副腎(ホルモンなどの内分泌系)・骨・骨髄・脳などを総括したもので、体の基礎となる物質やエネルギーを貯蔵しているところです。腎の弱りは、老化や高血圧、などの慢性病や成長不良、不妊などにも及びます。冬はゆっくりをエネルギーを蓄える季節。寒さは度を過ぎると「腎」を痛めますので足腰の冷えは大敵です。昔から中医学では冬に腎や体力を「補腎薬」を服用して病気の予防や健康を守ることを勧めています。皆様も「補腎」で若さや元気、きれいを保持しませんか?