梅雨のジメジメが続いていますがお元気でお過ごしでしょうか? 先日、お客様からお庭に咲いている紫陽花の花を頂きました。たくさんの種類を育てておられます。雨が続いても紫陽花を見ると気分が晴れるように思います。
この時期に多いのがいわゆる低気圧で体調が崩れる気象病です。今年は気象病のことを良く耳にします。春から寒暖差が大きく最近まで朝晩急に冷えたりまた梅雨になるとゲリラ豪雨のような急激な天候の変化が大きくなっているからかもしれません。またコロナで自宅にいることが多くなり、気分が晴れないからかもしれません。でもいちばんは血流やストレスや変化への対応力が低下しているということです。季節の変わり目に弱いという方も良くありますが、変化やストレス対応能力の弱い方は気象病にもなりやすいのではないでしょうか。また、ジメジメした時期や低気圧の時は、湿気も関係します。湿気は体の中で言うと胃腸がいちばん関係するところ。水分代謝を良くするために胃腸も丈夫にしないといけません。自律神経の調整や血流も含めて体質、症状に合わせて漢方薬を用いるのがお勧めです。嫌な時期も漢方薬で元気に過ごしましょう。
「気象病」の予防には、適度に体を動かし、起床時刻はなるべく毎日同じ時刻にして、朝食はしっかり食べるようにしましょう。最近ではエアコンで夏は涼しく、冬でも温かく過ごすことができ、こういう体にとってやさしい環境は、自律神経系の働きを弱めることにつながっています。たまには半身浴やストレッチなどの運動で意識して汗をかくほうがよいでしょう。