風邪でもないのに、咳や痰がなかなか治らず、喉のイガイガや不快感、痰のからみなどでお悩みの方は結構おられます。これはもしかしたら、鼻が原因かも。鼻水が喉の奥に流れて喉にたまる後鼻漏からかもしれません。

後鼻漏は病名ではなく症状です。原因は、風邪やアレルギー性鼻炎をこじらせて、慢性副鼻腔炎や蓄膿症になっているためで、鼻を治さないと根本的に治りません。しかし、慢性的に経過しているので、抗生剤や消炎剤は使いづらく、また空気から酸素を休みなく取り入れている器官でもありますので、なかなか治りにくいのです。そこで漢方薬を中心に粘膜強化もしてじっくり改善することが実は治す近道となります。

今日のテレビでたまたまコロナウィルスは唾液に一番多くいる言っていました。当然です。空気中にいるウィルスは口から入りやすいですよね。でも、できるだけ「鼻呼吸」を!口呼吸だと直接のどや肺にウィルスが入り込んでしまいやすいです。できるだけ「鼻呼吸」。そのために鼻の調子を改善しておきましょう。

気になる方は、是非相談していただきたいと思います。