冷えは万病の元・・・・
今年の冬は、本当に寒さが厳しいですね。冷えから調子を崩している方が多くなっています。風邪だけでなく、関節や腰の痛みや、めまい、胃腸の不調、便秘、生理不順、生理痛から不妊症等様々なトラブルにつながる可能性がありますので、対策が必要です。
冷えには、衣服や住宅の環境等を整えると共に食事の注意が非常に大切です。冬は、生野菜や生もの、冷たいのみものを控えましょう。ショウガやにんにく、シナモンなどを適度に取り入れ火を通したものを取るようにしたいですね。
漢方では、冷えとひとくちに言ってもその原因によって対処に仕方が違います。
体を温めるには内臓の働きが充実し、血液が十分にめぐっていなければなりませんが、その血液がもともと不足している場合(血虚)、血液を巡らせるエネルギー不足の場合(気虚)、血液が流れにくく停滞している場合(瘀血)等、出ている症状や原因によって温める漢方薬も違ってきます。また老化と共に弱る「腎」を冷やさないよう、また養生することが長寿につながるとされています。寒さが一段と応えるという方は、是非漢方薬でこの冬を乗り切って楽しい新年をお過ごしください。
