ここ宝塚では、桜の後はハナミズキの花が一斉に咲きだします。初めて見た時は、木に蝶がいっぱい止まっているのかと思っって感動しました。可憐でとても素敵です。

 

さて、長い歴史のある漢方薬のよいところは、“もともと自分の身体に備わっている力をとりもどし、さらに高める”ことができることです。何だか体の調子が悪い、生理を本来の調子に整えるなど妊娠に向けた体つくりも得意分野です。妊活では、卵巣や子宮を元気にすることや脳から卵巣へのホルモンの流れも大切ですが、毎日の疲れやストレスにも対処して全身を総合的にとらえてお体全体を良くしながら、妊娠しやすい体つくりを目指します。こころも体も元気にして妊娠を目指していただきたいと思っています。妊娠に向けてまず大切なことは、「生理がちゃんとあること」、「排卵していること」です。生理は、周期・日数・色・量・質・痛みを参考に体質を見ていきます。規則的に生理があり、サラサラの鮮血で、量も適切、痛みが少ないならばひとまず大丈夫。生理がなかなか来ない、生理不順、強い痛みがあるなど、生理に心配があれば、まず正しい生理に戻すことが最優先です。生理が規則正しくなり、基礎体温を測り、低温期、高温期と二層に分かれていれば排卵時期もわかりやすくなります。お勧めしている中医学による周期調節法が妊娠しやすい体つくりにの近道となります。まず冷えや体調がよくなったと喜んでいただいています。